2012年01月10日 小説 いじめと靴と上履きと XX年5月21日 火曜日 うわばきが、無い。 朝、学校で、自分の靴箱を開けた。そこには、何も入っていなかった。 初めての出来事。 靴箱のふたを閉じ、「2-3 片倉」 の文字を確認する。私のだ。間違いない。 嫌な胸の鼓動を抑えながら、もう一度靴箱 …