上履きを隠されて、困ること。
 
見つからないと、靴下のままで、教室や職員室まで歩かなければならないこと。
靴下が汚れる。
 
それよりも、皆が同じ上履きを履いているのに、自分だけ靴下のまま。
その姿を見られるのが、恥ずかしい。
 
いじめられっこは、目立つことが嫌いな子が多い。
 
靴下のまま、廊下や教室を歩く。
それだけで、皆の注目を浴びてしまう。
 
足元を皆に見られる。嘲笑や陰口を言われる。
 
そんな恥ずかしさに傷つきながら、そのことをきっかけに、またいじめられてしまう。
 
 
上履きを隠されるのが嫌で、学校に置いて行かずに、毎日、上履きを持ち帰る。
上履き隠し対策の常套手段。
 
だが、これも、今度は「外靴」、つまり通学靴にターゲットが移るだけ。
 
外靴まで、学校内で持ち歩くわけにもいかず、結局、下校時にがらんとした、自分の靴箱を眺めて、また傷つく。
 
「上履きがあるじゃない。」
「上履きで帰ればいいだけのこと。」
 
そういうのは、靴を隠されたことの無い人が言えること。
 
いわゆる、バレーシューズや、記名してある運動靴で、つまり「上履き」であることが、他人から分かってしまう状況で、家路につくのは、つらいものです。