通学路を最寄の駅に向かって歩いている最中、何度も引き返して、自分でゴミ袋に捨てた上履きを戻したい衝動に駆られた。
それを我慢して電車に乗り、自宅の近くの駅に着くと、今度は駅前のデパートやスーパーの靴屋さんに寄りたくなる。
新しい上履きを買うくらいのお金は持っていた。それでもその気持ちを抑えて、バスに乗り家路に急いだ。

自分の家に着き、夕ご飯を食べて、何となくテレビを見ていると、時計は夜の7時を回っていた。
もう駅前や近所の靴屋さんには間に合わない。明日、学校で上履きが無い生活が確定した。
いよいよ、明日。