2014年10月

上履きを隠される。 空っぽの下駄箱を見つめて立ちすくむ私。 屈辱と、虚しさで、胸の奥が痛い。 ローファーを脱ぎ、下駄箱の中に入れて蓋を閉める。 靴下のままで、冷たい廊下の上を歩かなければならないことや、靴下の裏が汚れることよりも、ひとりだけ上履きを履いてい …

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